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いくつになっても、
住み慣れた家で最後まで過ごしてもらうために

以前勤務していた病院で、ある女性（A様）のリハビリを受け持つことになりました。A様は脳梗塞で左半身が麻痺していました。リハビリは順調に進みＴ字杖で歩けるまでに回復、住環境を整えて問題なく退院していきました。
しかし、しばらくして再びA様が入院することとなりました。軽い体調不良だったのでこの程度ならすぐに退院と思っていましたが、なかなか自宅へ帰ることができません。

相談員さんに聞いたところ、その原因は家族の負担感が大きいためでした。
屋内なら一人で歩けるし、トイレも行ける、入浴は通所で入れる、食事は作ってくれれば食べられる…しかし、それだけではダメだったのです。私はA様の身体機能しか見ていませんでした。A様のご家族がどう感じ、何を求めているのかを考えることができていませんでした。

この経験から、リハビリを通して自分が何をしたいのか改めて考えました。
ご利用者様が在宅生活を維持する為には、「居場所」が家庭内にある事が必須です。但し、その「居場所」は、介護者の多大なる負担の上には存在しません。

ご利用者様のADLの改善を図りながら、同時にご家族様の介護負担・介護不安も軽減していけるような『健康と自立を支援するサービス』を提供する為に、株式会社和一・うちリハグループは誕生しました。
現在は、埼玉県深谷市・熊谷市、群馬県伊勢崎市内に半日および1日型リハビリデイサービスを7店舗、訪問看護ステーション・居宅介護支援事業所・保険外事業・有料職業紹介事業と計11事業所を運営させて頂いておりますが、今後も『皆様の健康と自立を支援できる』新たなサービスを産み出し続けていきたいと考えています。
まだまだ若輩者の私ですが、医療・福祉の仕事を通して、地域密着型企業として頑張っていきたいと考えております。

皆様、どうぞよろしくお願い致します。

代表取締役　真下 和貴